ホームページ制作の仕事では、提案できることがたくさんあります。
- 新しいデザイン。
- 機能の追加。
- ページの増設。
- CMSの導入。
- SEO対策。
- 広告運用。
- アクセス解析。
- 保守や更新の仕組み。
できることが多いからこそ、提案の幅も広がります。
ただ、ギガデザインでは、できることをすべて勧めることが、良い提案だとは考えていません。
その会社にとって必要なことだけを考える。
必要のないものは勧めない。
これは、私たちが仕事を続けるうえで大切にしている姿勢の一つです。
提案が多いほど、親切とは限らない
提案書に多くの項目が並んでいると、充実しているように見えます。
さまざまな機能や施策が用意されていれば、安心感もあるかもしれません。
一方で、選択肢が増えるほど、判断は難しくなります。
- どれが本当に必要なのか。
- 今やるべきなのか。
- あとからでもよいのか。
- 費用に見合う効果があるのか。
専門知識がなければ、一つひとつを比較することは簡単ではありません。
その状態で「全部入れた方が安心です」と言われれば、必要性が分からないまま進めてしまうこともあります。
私たちは、提案の数を増やすことよりも、判断しやすい形に整理することを大切にしています。
- 必要なもの。
- あるとよいもの。
- 将来検討できるもの。
- 現時点では不要なもの。
それぞれを分けてお伝えする方が、お客様にとって役立つと考えています。
「できる」と「必要」は別の話
技術的にできることと、今その会社に必要なことは同じではありません。
例えば、更新機能をたくさん追加することはできます。
ただ、実際に更新する担当者が一人で、年に数回しか変更しないのであれば、複雑な仕組みはかえって負担になるかもしれません。
アクセス解析を細かく設定することもできます。
ただ、確認する人や改善へつなげる体制がなければ、数字を集めるだけで終わる可能性があります。
ページを増やすこともできます。
ただ、伝える内容が整理されていなければ、情報量だけが増えて分かりにくくなることもあります。
- 高機能であること。
- 新しいこと。
- 他社も導入していること。
それだけでは、必要性を判断できません。
その会社の目的や運用体制に合っているか。
使い続けられるか。
費用をかける意味があるか。
そこまで考えて、初めて提案する価値があると思っています。
今はやらない、という判断もある
必要性があっても、今すぐ取り組むべきとは限りません。
ホームページの改善には、順番があります。
- まず古い情報を直した方がよい。
- 先にサービス内容を整理した方がよい。
- 実績や写真を準備してから進めた方がよい。
- 社内の運用担当を決める必要がある。
- 事業方針が固まるまで待った方がよい。
こうした状況で大きな制作や改修を進めても、途中で方向が変わるかもしれません。
結果として、作り直しや追加費用が発生することもあります。
そのため私たちは、今はやらない方がよいと感じた場合、その理由をお伝えします。
すぐに受注へつながらなくても、必要な時期にあらためて考えた方が、お客様にとって良い結果になるからです。
何かを提案することだけが、制作会社の役割ではありません。
進めるべき時期かどうかを一緒に考えることも、相談を受ける側の責任だと思っています。
すべてを自社で受ける必要はない
ご相談の内容によっては、ギガデザインが対応するより、別の専門家へ相談した方がよい場合もあります。
- 広告運用。
- 写真や動画の撮影。
- 高度なシステム開発。
- 法務や税務に関わる確認。
- 大規模なブランド調査。
私たちで対応できる範囲もありますが、内容や規模によっては、専門性の高い会社へ依頼した方が適切です。
そのような場合に、無理に自社だけで受けることはしません。
- どこまで対応できるのか。
- どこから別の専門家が必要なのか。
- どのように連携すればよいのか。
できる範囲とできない範囲を分けてお伝えします。
何でもできますと言うことよりも、適切な進め方を選ぶことの方が大切です。
分からないことや経験の少ないことを、できるように見せて受注しても、最後に困るのはお客様です。
自社で受けないという判断も含めて、正直でありたいと思っています。
安くすることだけが誠実ではない
必要ないものを勧めないという話をすると、「できるだけ安くする」という意味に受け取られることがあります。
私たちが考えているのは、単に金額を下げることではありません。
必要な部分には、きちんと費用をかけるべきです。
- 調査が必要なら、調査の時間がかかります。
- 設計が重要なら、設計を省くべきではありません。
- 安全な運用に保守が必要なら、その費用も必要です。
- 質を保つために専門家が必要なら、その分の予算も必要です。
安く見せるために必要な工程を削れば、あとで問題が起きる可能性があります。
反対に、目的と関係のない機能や作業へ費用をかけても、役には立ちません。
大切なのは、安いか高いかではなく、何のための費用なのかが分かることです。
必要なものには理由をつけて提案する。
不要なものは外す。
判断が難しいものは、選択肢として分ける。
それが、費用に対する誠実さだと考えています。
断ることにも説明が必要
お客様からご希望をいただいたとき、「それは必要ありません」とだけ伝えても、納得していただくことは難しいと思います。
ご本人には、必要だと考えた理由があります。
だから私たちは、まず背景を確認します。
- なぜ必要だと思ったのか。
- どのような課題を解決したいのか。
- どこでその方法を知ったのか。
- 実現したい状態は何か。
そのうえで、別の方法が適しているなら理由とともにお伝えします。
今は必要ないと考える場合も、将来必要になる条件や時期を説明します。
提案を減らすことは、説明を減らすことではありません。
むしろ、勧めないと判断したときほど、理由を丁寧に共有する必要があります。
最終的に決めるのは、お客様です。
私たちは、判断に必要な材料をお渡しする役割だと考えています。
長い関係を考えると、無理な提案は続かない
一度の制作だけを考えれば、多くのものを提案した方が売上は大きくなるかもしれません。
ただ、ホームページは公開後も続きます。
- 更新や修正が必要になります。
- 事業が変われば、見直しも必要です。
- 新しい課題が生まれれば、また相談が必要になります。
そのたびに「本当に必要だったのだろうか」と不信感が残るような提案をしていては、長い関係にはなりません。
ギガデザインが目指しているのは、一度きりの取引ではなく、困ったときに思い出していただける関係です。
そのためには、目の前の売上よりも、判断への信頼を積み重ねることが大切です。
- この会社が必要と言うなら、理由がある。
- 不要と言うなら、無理に売ろうとしていない。
- 分からないことは、正直に伝えてくれる。
そう思っていただけることの方が、長く仕事を続けるうえで価値があると考えています。
提案しないことも、提案の一つ
制作会社の提案は、何かを追加するものだと思われがちです。
- 新しいページ。
- 新しい機能。
- 新しい施策。
ただ、実際には「やらないことを決める」ことも重要です。
- 使われていない機能を減らす。
- 更新できないページを統合する。
- 目的の曖昧なコンテンツを作らない。
- 今は優先度の低い施策を見送る。
やることを増やすだけでは、運営する人の負担も増えます。
限られた時間と予算の中で、役割を果たすホームページをつくるには、何をやらないかも整理する必要があります。
私たちは、提案書を厚くするためではなく、必要なことを明確にするために提案します。
その結果、項目が少なくなることもあります。
それでも、目的に合っているなら、それが良い提案だと思っています。
必要になったときに、もう一度考える
現時点では不要でも、会社の成長や環境の変化によって必要になることがあります。
- 採用を始める。
- 新しい事業が増える。
- 社内に更新担当者が加わる。
- 問い合わせが増えて管理が難しくなる。
- 複数のサイトを統合する必要が出てくる。
状況が変われば、以前見送った機能や施策が役立つこともあります。
だから、「不要です」と永久に決めるのではありません。
今の状況では必要ない。
必要になるとすれば、どのような時か。
そこまで共有しておけば、変化したときに見直せます。
必要性は、会社の状況によって変わります。
一度決めた提案へ固執せず、その時点であらためて考えることが大切です。
必要なことだけを、一緒に考える
私たちは、提案できるものを増やすことよりも、お客様にとって必要なことを見つける力を大切にしたいと考えています。
- できるから勧めるのではない。
- 新しいから勧めるのではない。
- 売上になるから勧めるのではない。
- 目的に合っているか。
- 今やる意味があるか。
- 使い続けられるか。
- 費用に見合っているか。
こうしたことを一緒に確認したうえで、必要なものを提案します。
必要のないものを勧めないことは、特別なサービスではありません。
相談を受ける側として、当たり前に守るべき姿勢だと思っています。
ギガデザインは、これからも、できることをすべて売る会社ではなく、本当に必要なことを一緒に考える会社でありたいと思います。