FLOW

必要なこと

02Webサイト設計 そのページがあるということ

GoogleのAI

コンテンツマーケティングは、Googleの検索結果からの流入を図る集客モデルである以上、GoogleのAIに合わせたWebサイトの構成が必要になります。
そこでGoogleのAIについての理解が必要になるのですが、専門的な知識は必要ありません。GoogleのAIはユーザー(人間)のニーズに合わせて進化してきました。その結果、人の判断にかなり近づいてきています。
人がそのWebサイトを見て、どう判断するか。その視点から考えていけば良いのです。

そのページがあるということ

まず、検索結果に表示されるためには、質問(検索キーワード)に対して答えのページが存在することが大前提になります。詳しく順を追って説明していきます。
ここでは例として、検索キーワードを「果物」として、Webサイト構成案を考えていきます。

WebサイトA

「果物」について1ページのみで説明をしているWebサイトです。また同ページ内で果物の種類「果物A」「果物B」「果物C」について概要が語られています。

WebサイトB

「果物」について概要を説明している1ページがあります。その下層ページとして「果物A」「果物B」「果物C」の詳細を説明しているページがあります。

WebサイトC

「果物」について概要を説明している1ページがあります。その下層ページとして「果物A」「果物B」「果物C」の詳細を説明しているページがあります。さらに「果物A」の下層ページとして、「果物A」の「特徴」「育て方」「産地」を説明しているページがあります。

Webサイトの構成はツリー構成にする

例として、WebサイトA、WebサイトB、WebサイトCとして3パターンの構成を紹介いたしました。検索キーワードが「果物」の場合、もしあなたがGoogleのAIだったら、上記3サイトの検索結果の表示順はどうしますか?
おそらくほとんどの方が下記のような順番にされると思います。

  1. WebサイトC
  2. WebサイトB
  3. WebサイトA

それはGoogleのAIも同じです。

次にWebサイトCの検索結果表示ページを考えてみます。
「果物」で検索した場合は最上層「果物」ページが表示され、「果物A」で検索した場合は「果物A」ページが表示されるでしょう。

Webサイトの構成を考える時、ツリー構成で考えます。Webサイト内が整理されていて構成が分かりやすいというメリットの他に、専門性の高い下層ページを持つページが検索結果において優遇されるということがあります。これは、GoogleのAIだからという訳ではありません。大事なことは人がその判断をしても同じということです。

ロングテールSEO

ロングテールSEOという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ロングテールSEOとはキーワードの複合検索や、他の関連キーワードで結果を出すSEOです。
「果物」という一つのキーワードだけではなく、

  • 果物A 特徴
  • 果物A 育て方
  • 果物A 産地
  • 果物B 特徴
  • 果物B 育て方
  • 果物B 産地
  • 果物C 特徴
  • 果物C 育て方
  • 果物C 産地

などの複数、複合キーワードでも検索結果上位を狙う手法が、ロングテールSEOです。

どこまでやるかは競合調査結果から判断

例として、WebサイトA、WebサイトB、WebサイトCを紹介しました。WebサイトCが一番結果が出ますが、構築においてはやはり一番労力がかかります。
競合サイトがWebサイトAだった場合、WebサイトBから始めるのがベターです。競合サイトがWebサイトBだった場合はWebサイトCのサイト構成が必要になりますが、Webサイト公開時は「果物A」のみ労力を注いで、「果物B」「果物C」はまた後日というのも一つの手です。
いずれにせよ、検索キーワードの選定はできるだけターゲットを絞り込んだ方がベターです。競合に強いWebサイトが多ければ多いほど、Webサイトの構築に労力がかかります。

大事なポイントは、検索キーワードの選定と競合サイトの絞り込みを踏まえて、全体のバランスを見ることです。

サイトマップの作成

必要なページ、ページ数が決まったら、サイトマップを作成しましょう。今後、コンテンツを作成していく上で、重要な柱になります。
下記のように、ページと階層がわかるものを作成します。

  • トップページ
  • 果物
    • 果物A
      • 特徴
      • 育て方
      • 産地
    • 果物B
      • 特徴
      • 育て方
      • 産地
    • 果物C
      • 特徴
      • 育て方
      • 産地
  • 会社情報
  • お知らせ一覧
    • お知らせ記事
  • お問合せ
  • 個人情報保護方針

このようなサイトマップは必ず作成しましょう。作成するツールは、ExcelでもWordでも使い慣れているもので構いません。頭の中で考えるだけではなく、データとして形にしておくのが重要です。