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必要なこと
07運営・効果測定 ここからがスタート
ここからがスタート
さまざまな段階を踏んでようやくホームページを公開できても、この段階で力尽きてはいけません。ホームページは公開して終わりではなく、公開してからがスタートです。
ホームページは24時間働き続ける営業マンとよく言われますが、現段階ではまだ営業マンを雇用し、オリエンテーションが済んだ段階に過ぎません。ここからホームページを24時間働き続ける営業マンに育てていく必要があります。
公開時のWebサイトの出来はせいぜい50%
調査・設計・コンテンツ作成・Webデザイン・コーディングとたくさんの労力をかけ、ようやくホームページが公開されました。しかし、公開時のWebサイトの完成度はせいぜい50%です。今まで労力をかけてきた作業はどれも外せない重要なものですが、それらはあくまでも成功へのパーセンテージを上げただけに過ぎません。
ホームページの完成度についての判断は、あなたのホームページのユーザー(潜在顧客)が行います。ユーザーがどのような判断をしているのかを確認するためのツールが、効果測定ツールです。
効果測定を行いブラッシュアップしていかないと、せっかく制作したホームページがずっと迷路の中を彷徨う状態となってしまいます。
効果測定ツール
ホームページの効果測定ツールにはさまざまなものがありますが、主なツールは下記の2つです。どちらもGoogleが無料で提供している高機能なツールです。
Google Search Console、Google Analyticsは公開時に必ず設定しましょう。
Google Search Consoleについて
Google Search Consoleは、Google検索でのあなたのホームページを検証するためのツールです。主な検証項目は下記の4つになります。
合計クリック数 | Google検索結果画面においての、ホームページの合計クリック数です。 つまり、Google検索結果からホームページへの集客数が確認できます。 |
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合計表示回数 | ユーザー(潜在顧客)のクエリ(検索キーワード)による検索でGoogle検索結果画面において、何回ホームページが表示されたか確認できます。 |
平均CRT | Google検索結果画面においての、ホームページの平均クリック率です。 この平均CRTが低い場合や下がってきた場合は、クリック率を上げるためにmetaタイトルとmetaディスクリプションの検討が必要になってきます。 |
平均掲載順位 | Google検索結果画面においての、クエリ(検索キーワード)の平均掲載順位です。 |
上記の4つの項目は、クエリ(検索キーワード)ごとに確認することもできます。また確認期間の設定もでき、現在の直近3ヶ月と1年前の3ヶ月を比較して確認することもできるため、詳細な確認と分析が可能です。
また、上記4つの項目以外にも、各ページのエラーの状況(モバイル最適化)なども確認できますので、ホームページの効果測定には欠かせないツールです。
Google Analyticsについて
もともとGoogle Analyticsは、どちらかというとユーザーの動向よりもページ自体にフォーカスしたアクセス解析ツールでした。しかし、最近はコホート分析機能も追加され、徐々にユーザーにもフォーカスされた多機能なアクセス解析ツールになってきています。
主要な項目は下記の通りです。
ユーザー | 指定期間内にアクセスしたユーザー数です。 |
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新規ユーザー | 指定期間内にアクセスした初回ユーザー数です。 |
セッション | 特定期間内にホームページにアクセスしたユーザーのアクセス回数です。 |
ページビュー数 | 指定期間内にアクセスされたページ数です。 |
ページ/セッション | ユーザーがセッション中にアクセスした平均ページ数です。 |
平均セッション時間 | セッション中のホームページ平均滞在時間です。 |
直帰率 | 1ページのみの閲覧でホームページを離脱してしまったセッションの割合です。 |
Google Analyticsは、コンテンツやUIの設計がユーザーとマッチしているかを確認するためのツールになります。
上記の項目は、全てのページごとにも確認できます。
また、これらはあくまでも確認できる一部分に過ぎず、他にもユーザーがホームページ内で最初に着地するランディングページや、性別・年齢・地域・デバイスなどのユーザー情報などが細かく確認できます。
ユーザーのホームページへのアクセス状況が細かく確認できるため、敷居が高く感じられるかもしれません。確認画面も一見近寄りがたいですが、押さえるべきポイントを理解すればそれほど難しくはありません。
ポイントを理解するまでの勉強は少しだけ必要ですが、ブログ等にわかりやすくまとめられている方も多いので、そういったものを参考にしながら理解できるようにがんばりましょう。