まとめて「いくら」とは言いにくい一方、内訳がわかれば見積もりは読み解けます。
内容別の費用の目安と、金額が上振れする要因、見積もりの確認点を整理しました。
内容別の目安は、テキスト修正が1ページあたり1,000円から3,000円程度、画像の差し替えが1点あたり1,500円から3,000円程度、ページ追加が3,000円から10,000円程度です。
問い合わせフォームの新規設置は3万円から5万円程度と、他の作業より高い水準にあります。
費用が上振れする要因は3つあります。
既存の作りが特殊で調査に時間がかかる場合、修正の影響範囲が広く確認工数が増える場合、CMSやテーマの制約で回避策が必要になる場合です。
見積もりでは、作業単位か時間単位か、修正回数の上限、確認環境の有無、公開作業の扱いを確認してください。
「いくらかかるか」が答えにくい理由
ホームページの改修費用を調べても、はっきりした金額が出てこない——そう感じた方は多いはずです。
理由は単純で、改修は作業内容ごとに費用が決まるからです。
「ホームページの改修」という一つの商品があるわけではありません。
テキストを1か所直すのか、フォームを作り直すのか、サイト全体の表示速度を改善するのか。
作業が違えば、金額は数千円から数十万円まで開きます。
ただし、内訳の考え方がわかれば、見積もりは読み解けます。
何にいくらかかるのか、どこで金額が膨らむのか。
この記事では、内容別の費用の目安とあわせて整理します。
なお、リニューアルとの費用差がなぜ生まれるのかについては、総合ページで解説しています。
ここでは改修そのものの費用に絞ってお伝えします。
改修費用は「作業単位」で決まります
費用の考え方
改修の見積もりは、多くの場合作業項目ごとの積み上げで構成されます。
- テキスト修正:1ページあたり◯円
- 画像差し替え:1点あたり◯円
- ページ追加:1ページあたり◯円
この方式のため、依頼する作業の数がそのまま金額に反映されます。
逆に言えば、何を依頼するかを絞れば費用はコントロールできます。
時間単位で見積もる方式もあります
一方、作業単位では区切りにくい内容——表示速度の改善、原因調査、複数箇所にまたがる修正——は、時間単位(人日・人時)で見積もられることがあります。
どちらの方式かによって、見積もりの読み方が変わります。
最初に確認しておくべき点です。
内容別の費用の目安
改修費用は作業内容ごとに決まります。
ここでは、一般的な目安を内容別に整理します。
なお、金額は制作会社によって、またサイトの状態によって変わります。
下記は幅を持った目安とお考えください。
金額が動く理由は次章で解説します。
テキスト・画像の修正
| 作業内容 | 一般的な目安 |
|---|---|
| リンクの修正・削除 | 1,000円程度〜 |
| テキスト修正(軽微・1ページ) | 1,000〜3,000円程度 |
| 大幅なテキスト修正(1ページ) | 3,000〜5,000円程度 |
| 画像の差し替え(1点) | 1,500〜3,000円程度 |
| 新規画像の設置(1点) | 2,000〜3,000円程度 |
| 画像内の文字修正(1点) | 2,000円程度〜 |
日常的な修正は、1件あたり数千円の範囲に収まります。
「更新のたびに費用が発生するのが負担」と感じている場合、金額そのものより発生頻度が問題である可能性があります。
ページの追加・削除
| 作業内容 | 一般的な目安 |
|---|---|
| 新規ページ追加(テキストベース) | 3,000〜5,000円程度 |
| 新規ページ追加(テキスト+画像) | 5,000〜10,000円程度 |
| ページ削除 | 1,000円程度〜 |
デザイン・レイアウトの変更
| 作業内容 | 一般的な目安 |
|---|---|
| カラーの修正・調整 | 2,000円程度〜 |
| 見出し・メニューの修正 | 3,000円程度〜 |
| レイアウト変更(部分) | 3,000〜5,000円程度 |
| フォント変更 | 1万円前後 |
| 全体のレイアウト変更(カラム構成の変更など) | 3万円程度〜 |
| バナー作成 | 2,000〜5,000円程度 |
部分的な調整と、全体構造に関わる変更では、10倍近い差があります。
「デザインを変えたい」という要望は、どこまでを指すかで金額が大きく変わります。
フォーム・機能の追加
| 作業内容 | 一般的な目安 |
|---|---|
| フォーム内容の修正 | 3,000〜5,000円程度 |
| 問い合わせフォームの新規設置 | 3〜5万円程度 |
| フォームの改修 | 1万円程度〜 |
| スライドショー設置 | 1〜2万円程度 |
| Googleマップ埋め込み | 3,000円程度〜 |
フォームの新規設置は、他の作業と比べて明確に高い水準です。
送信処理、メール到達の確認、迷惑メール対策、完了ページの設置など、見た目に現れない作業が含まれるためです。
技術・SEO関連の設定
| 作業内容 | 一般的な目安 |
|---|---|
| メタ情報(title・description)の修正 | 3,000円程度〜 |
| CSS修正・調整 | 3,000円程度〜 |
| リダイレクト設定 | 5,000〜1万円程度 |
| Googleアナリティクス設置 | 1万円前後 |
| 構造化データ(JSON-LD)の設定 | 1万円前後 |
| SSL化 | 3〜5万円程度 |
| DNSレコード設定・変更 | 5,000〜1万円程度 |
費用が上振れする3つの要因
前章の目安に幅があるのには理由があります。
同じ作業名でも、サイトの状態によって工数が変わるためです。
1. 既存の作りが特殊で、調査に時間がかかる
前任の制作会社が独自の作り方をしている場合、どこを直せばよいかを特定する作業から始まります。
テキスト1行の修正でも、該当箇所を探すのに時間がかかることがあります。
とくに、テーマを大きく改造している、CSSが複数ファイルに分散している、といった状態では、調査分の工数が上乗せされます。
2. 修正の影響範囲が広く、確認工数が増える
1か所直すと他のページにも影響が出る作りの場合、修正後に全体を確認する必要があります。
この確認作業が工数として計上されます。
これは、総合ページでお伝えした構造起因のサインのひとつです。
改修のたびに確認費用が積み上がる状態が続くようであれば、費用の問題としてだけでなく、構造の問題として捉える必要があります。
3. CMSやテーマの制約で、回避策が必要になる
やりたいことが標準機能で実現できない場合、別の方法で実装することになります。
プラグインの追加、カスタムコードの記述などが発生し、その分の工数がかかります。
見積もりで確認すべき5つの項目
金額の妥当性は、内訳を見ないと判断できません。
次の5点を確認してください。
1. 作業単位か、時間単位か
どちらの方式で算出されているかを確認します。
時間単位の場合、想定時間の根拠を聞いてください。
2. 修正回数の上限
「修正2回まで」といった条件が付いているか。
上限を超えた場合の追加費用も確認します。
3. 確認環境の有無
本番サイトを直接編集するのか、テスト環境で確認してから反映するのか。
テスト環境がある方が安全ですが、その分の費用が含まれているかを確認します。
4. 公開作業の扱い
修正後の公開作業が費用に含まれるか、別途かかるかを確認します。
5. 調査費用の扱い
原因の調査が必要な場合、その費用が見積もりに含まれているか、調査後に改めて見積もるのかを確認します。
「調査してみないとわからない」という回答は、不誠実ではありません。
むしろ調査なしで即答されるほうが、後から追加費用が出やすくなります。
費用を抑える考え方
まとめて依頼する
修正のたびに個別に依頼すると、そのつど確認・公開の作業が発生します。
急ぎでないものはまとめて依頼するほうが、全体の費用は下がります。
優先順位をつける
課題が5つあっても、すべてを同時に直す必要はありません。
成果への影響が大きいものから順に着手するほうが、費用対効果は高くなります。
自社でできる範囲を増やす
テキストや画像の差し替えを毎回外注している場合、CMSの使い方を覚えるだけで費用は減ります。
管理画面から編集できる箇所がどこまでかを、一度確認しておく価値があります。
もし「編集できるはずの箇所が編集できない」状態であれば、それは費用の問題ではなく作りの問題です。
改修で足りるかを先に確かめる
最も大きな無駄は、改修で足りるサイトを作り直すことです。
逆に、構造に原因があるサイトで改修を重ねると、費用を分割して払い続けたうえで、結局作り直すことになります。
どちらが必要かを先に見極めることが、費用面でも最も効きます。
まず現状を確認したい場合
「どこを直すべきかがわからないので、見積もりの取りようがない」——この段階のご相談は少なくありません。
私たちは、7項目を確認したうえで改修で足りるのか作り直しが必要かを判断し、対応の優先順位までお伝えする診断を提供しています。
55,000円(税込)から承っています。
大規模サイトの場合は別途お見積もりとなります。
診断の結果、改修で足りると判断すればそうお伝えします。
なお、すでに不具合が発生していて急ぎで直したいという場合は、スポット対応も承っています。
テキスト修正は11,000円から、フォームの不具合対応は22,000円から、WordPressの調査は33,000円から承っています。
まとめ
ホームページ改修の費用について整理してきました。
要点は3つです。
1. 費用は作業単位の積み上げで決まります
「改修」という一つの商品はありません。
依頼する作業の数と内容が、そのまま金額に反映されます。
日常的な修正は1件数千円の範囲、フォームの新規設置やSSL化は数万円の水準が目安です。
2. 同じ作業名でも金額は変わります
既存の作りが特殊で調査に時間がかかる場合、影響範囲が広く確認工数が増える場合、CMSの制約で回避策が必要な場合——この3つで上振れします。
目安に幅があるのはこのためです。
3. 最も大きな無駄は、判断の誤りから生まれます
改修で足りるサイトを作り直す。
あるいは構造に問題があるのに改修を重ねる。
個々の作業単価より、この判断のほうが総額への影響は大きくなります。
改修とリニューアルで費用差が生まれる仕組み、そしてどちらが必要かの判断基準は、総合ページで解説しています。